About Me


私は23歳の頃電話、およびメールによるユーザーサポートを某ISPで一年半担当した。
初めてのIT業界、第二新卒で入社した会社で最初に配属されたプロジェクトだった。
当時から私はネットサーフィンをしたり、フリーソフトをインストールしたりWindowsの見た目をカスタマイズするのが好きだったので比較的他の人よりかはパソコンに詳しいと思っていたが、プロジェクトに配属された後にその自信は即座に打ち砕かれた。
ウェブサイトがどうやって表示されるのかとか、メール配送の仕組み、DNSの名前解決の流れなど、ISPのサポートに必須の知識が全く備わっていなかった私は、入社して暫く辛く苦しい時期を過ごすことになった。
とりわけ配属されたプロジェクトは、別のプロジェクトから「体育会系」と言われるほど厳しい環境で、辞めていく人間も少なくなかった。

そんな状態でありながらも、配属当初契約社員だったため、私は正社員になるべく仕事終わりに本社に戻り、資格と基礎知識のeラーニングを毎日1時間から2時間くらい受けたのだった。
当時は埼玉県春日部市に住んでおり、配属先が大崎にあったため、毎日DoortoDoorで2時間ほどかけて通勤していた。
早いときで朝は5:30に起き、7:30には会社に着いて勉強をしていたのでかなり疲弊していたように思う。

その結果、配属先プロジェクトでは周りに取得した人がいなかったドットコムマスターというNTTコミュニケーションズが運営している資格を比較的早くに取得し、周りから祝福してもらった。
正直今思えばまったくもって大した資格ではないが、周りに取得している人間がいなかったことや資格取得を機に周りからみてもサポートレベルが明らかにあがった。
そのため、そのプロジェクトに配属された新人に対し、半期の目標の1つにドットコムマスターを取得することが推奨されるようになったのだった。

また、eラーニングのおかげで正社員になるために必要な会社のeラーニングのテストにも受かり、すぐに正社員になることができた。
そして、周りよりも少しだけ知識幅を広げることができたためか、同じISPの新しいサービスリリース時のディレクションを任されるようになった。
そのサービスではブリッジエンジニアとミーティングをしながら、新しいサービスのリリースに向けたテストやリリースイベントなどにも携わった。

サービスがリリースされてから間もなく、私は別のプロジェクトへ配属となり某ISPとはお別れになった。

この後紆余曲折を経ながら、エンジニアになっていく。
残念ながら私は根っからのエンジニアでも新卒でIT業界に入ったわけでもなく、周りの優秀な新卒エンジニアや若者を見ているだけで羨ましく思い、そして時には辛い気持ちになることも少なからずある。
しかしながら、サポート時代の経験は無駄では無かったし、少なくとも周りのエンジニアと比べてユーザーの声を理解しているという自負はある。

スーパーなエンジニアにはもしかしたらなれないかもしれないが、それでも自分が培ってきたものは大事にしていきたいし、自分の選択に対して後悔しないように前向きなエンジニアになっていこうと思う。