ジャンクションボックスを自作した

きっかけ

最近、社内で電子工作をする人が多く、私も感化されつつある。
元々、前からエフェクターを作ってみたいと思っていたところだったので、これは勢いに乗って作るべきだと思い、やってみることにした。

とは言え、学校で電子工作の勉強をしたわけでもなく、電気的知識があるわけでも無いので、いきなり電気回路図から電子工作をはじめるのはハードルが高い。
考えていた所、そう言えば足元のエフェクターボードにデッドスペースがあるのを思い出した。
そのデッドスペースをなくすには、ジャンクションボックスと呼ばれるものを端に設置することで、ケーブルをまとめてIN/OUTをジャンクションボックスに集約することができるというのを最近知った。
回路的にもめちゃくちゃ簡単らしいと分かったので早速作ってみることにした。

買ったもの

  • アルミダイキャストケース
    onecontrolのジャンクションボックスをイメージしたので、通常のエフェクターより一回り小さいケースを選択した。サイズは数ミリ違う程度でほぼ同じくらい。
    電子工作で見かけるケースと若干違うのが、アルミの厚さが違う。
    理由は、エフェクターで少しでも外からのノイズを拾わないようにするため、厚めのアルミダイキャストが良いらしい。
    あと、電子工作用のものと比べると重いので、足元に置いた際の安定感が違うのではと思う。
    800円くらいで買える安いのを買った。ただし、発送元が中国っぽく、到着まで一週間くらいかかった。(発送元がCHINAって買いてあったので)
  • モノラルフォンジャックx4(NEUTRIK NYS2122)
    ステレオとモノラルがある。LEDや電池などを使わない場合は、モノラルで良い。また、スイッチクラフトでよく見るオープン型とボックス型の二種類がある。
    オープン型がよりもボックス型の方が、配線しやすいなどあるらしいが、今回は値段で決めた。
    スイッチクラフトのオープン型だと、一個700円くらいしたりするけど、NEUTRIKだと一個160円とかで買える。

  • 配線(BELDEN8503)
    配線も特にこだわっていない。どっかのサイトでエフェクター作ってた人が使っていて、千石電商でエフェクター用で、しかも「確実な音圧アップ・音質向上をお約束します。」と書いてあったので買った笑

  • ステップドリル
    電動ドリルと穴あけ用のドリルの先はもっていたので、あとはリーマーかな?と思っていたら、ステップドリルのほうが穴あけが楽だとどっかに書いてあったので、ステップドリルを買った。

あとで買い足したものたち。

  • 塗装用のスプレー
    つやありの黒。金属も対応に入ってたやつにした。まぁこだわらなければ、なんでも良さそう。700円くらい。まぁまぁ高い。100均でも売っているけど、内容量が少なすぎて絶望するので、ちゃんとしたのを買ったほうが良い。(すのこボード作った時に絶望した。)

  • やすり400番
    エフェクターの塗装をしている人のサイトを見たら、400番でヤスリがけして1000番で磨くみたいに書いてあったのだけど、東急ハンズにいったら一番細めが400番しか無く、400番だけ買った。40円x3。安い。
    マジでこだわる!っていう人じゃなくて、ざっくり塗装ならこれで良いと思う。ツルツルにするなら、ちょっと荒いかも。

  • センターポンチ(400円くらい)
    穴あけの位置を決めるのに使う。※実は買わずに穴あけしたら、やっぱり1,2ミリずれてしまったので後で買い足した。

  • マスキングテープ 18mm
    穴あけしたあとに、中に塗料が入らないようにする用。中に塗料が入るとアースできなくなったりするらしいので。穴のサイズが12mmだったので18mmにした。200円くらい。
  • 熱収縮チューブ
    配線に通して、絶縁させる目的で購入。しかし、配線が細く、綺麗に絶縁できそうになかった(効果が期待できるような使い方が出来なかった)ので使用は一部だけにとどめた。難しい。

工作

まずは鉛筆で線引き。すっごい難しい。鉛筆で線引とか何年ぶりだろう。ホント学生以来かもしれない。見てわかるようにずれたりしてる。

鉛筆で点を書いたところにドリルで穴あけをしていく。全部で4箇所。穴あけできるのか不安だったけど、これがまたすっごい楽にできる。
電動ドリル万歳。※ただし、ポンチで凹ませておかないと少しずれる。この少しが後々大きく影響でるので、センターポンチはもっておいた方が良い。

穴あけしたら、それを必要なサイズまで広げていく。
ステップドリルに変えて広げていくんだけど、最初はすっごい楽に一気にいけた。
しかし、サイドの穴を開けようと思ったら、どうも上蓋よりも厚さがあるようで、途中から全然穴が広がらなくなってしまって焦った。
あと、ケースが小さい上に手で抑えてて、しんどかった。(次回からは万力とかで抑えておきたい。)

結局、ドリルをよく見たらトルクの強弱ができるようになってて、中間だったので一番強くしたらいけた。
見ての通り、1,2ミリずれている。ケースが小さいので1ミリずれるとまぁまぁ配線に影響がある。次回穴あけ時は注意したい。

次に、一番肝となるモノラルジャック同士を配線した。
Sleeve(ジャックの手前でGNDにつながる)部分と、tip(ホットとよばれる、実際に音が流れる)部分をつなげているところで、反対のジャックと交差するようにつなげる点が今回一番重要な点。
最初間違えて、音がならない→直す、ノイズが多め→直すというのをやった。
あと、熱収縮チューブを片方だけしかやってないのは、あんまり効果的に絶縁できなかった&取り回しがしんどかったので。無意味ではない(と思う。)

ケースにはめる前に、試しに(テスター無いんで)ギター→配線→アンプと言う感じで繋いだけど、なにも問題は無かった。

ケースに収めてみた。これが一番しんどかった。調子に乗って小さいケースにした上に、配線の長さを雑に決めてしまったため、収めるのが辛かった。
また、ジャック同士が干渉してしまう部分があったので、熱収縮チューブを間に挟んで絶縁させた。

塗装前に400番でヤスリがけ。右側がヤスリがけした所。結構違う。400番しか無いし、細かくやるつもりなかったのでざっくりやったけれど最初にヤスリがけしたのは正解だった。(塗装のノリが良かったように思う。)

塗装もして完成。※塗装は他の人のサイトをみて、ダンボール箱を作って塗装した。しかし、深すぎて、上からやったのでサイドの部分の塗装が甘くなってしまったのが反省点。あと忘年会のあとにほろ酔いでやったので雑になった。
やっぱり塗装はして正解だった。塗装する前に仮組みしたときとくらべて、かっこよく見える。

全部にシールドを通してテストした。(よく見たらシールド全部メーカー違うw オヤイデ→ベルデン(自作)→プロビデンス→フェンダー)
右上にギターからのシールドを指して、手前のジャックにエフェクターを一個かまして、左上のOUTからアンプにつないだけど、問題なく音がなった。音の変化がわからないけど、音がなるだけで感動する。

まとめ

今回はジャンクションボックスという、比較的用途が限られたものを作った。
電子工作と呼べるようなものでは無いけれど、穴あけだったり、ジャックだったり、学びは多かった。
当初意図していたものが作成でき、今回学びたかったことを学ぶことができたので次回に活かせると思う。
すぐに出来てしまった(塗装抜かせば2時間程度)ので、あっさり終わったけど、思った以上に楽しかったので次も何か作るぞ!

おしまい。