エフェクターボードにスイッチャーを導入すべく調べたところ、設置したいエフェクター数に対してパッチケーブルが不足していることが分かった。
シールドの長さ3メートルで5000円だとして、パッチケーブルは長さが35cmとかで3000円くらいするので、5本も買えば15000円くらいになり下手したら新しいスイッチャーがもう一つ買える。
パッチケーブルを増やす目的に対し、既製品の購入は費用対効果が低いので、自分で作ってみることにした。ケーブルはネットで評価が安定してるBELDEN8412を採用し、ジャックはスイッチクラフトもどきを選択した。
材料
- BELDEN 8412 3m(2400円くらい)
- モノラルジャック 10個(1800円くらい。安すぎ。スイッチクラフトなら10個で5000円くらい。スイッチクラフトと比べると大分ちゃっちい。)
- 熱収縮チューブ(200円くらい)
道具
- ハンダゴテ(いくらだったか憶えてない)
- 半田(いくらだったか憶えてない)
- ケーブルストリッパー(200円)
- 金属ヤスリ(100円)
- カッター
- ニッパー
材料と道具込で5000円くらい。
作成の手順
必要な長さに切る。
カッターで外被を切って取る。ニッパーだと逆に難しい。また、このサイズに対応したケーブルストリッパーは限られるので手軽にやるならカッターで充分。
シールドを剥いて、ホット(白)とコールド(黒)と呼ばれるケーブル以外の糸をニッパーで切る。この糸を切るのがめちゃくちゃ面倒くさい。自作に向いてないタイプのケーブルだと思う笑
ケーブルストリッパーでホット(白)とコールド(黒)の被覆を剥く。長過ぎると半田しやすい代わりにジャックのケーブルを挟むところで、ケーブルが挟めなくなるので、中の線が5mmくらいが出るようにする。※写真は駄目な例。全て終わったあとに、音がならないことがわかり、ホットとコールドが干渉することが原因だとわかった。そのため半田を外して短く切らなければならなくった。
それぞれよじる。周りのシールド部分とコールド(黒)を一緒によじる。※これも線が長い
2cm程度に切った熱収縮チューブと、ジャックの被せる方を先に通して、半田付けする。安いジャックだと半田のノリが悪いので、事前に軽く金属部分をヤスリで削っておくと良い。また、ジャックとケーブルそれぞれに軽く半田をのせておくことで、つなげやすい。
完成品達。
無事に全てのパッチケーブルで音がなることがわかった。(ならないのがあって後で半田し直したのが1本あったが許容範囲かな、と。)
今回はBELDEN8412という、太くて周りに糸がついてて、自作するには面倒くさいタイプにしてしまったが、安価に作成することができた。
肝心の音に関しては悪くないとしか言いようが無い。スゴイ良いわけでもないし、悪いと思うところも特に無い、無難という感じ。
もう少し費用をかけて、ソルダーレスと呼ばれるタイプの細くて、半田が要らないタイプなら、楽にパッチケーブルを作ることができる。また必要になったら検討してみようと思う。
以上。