年末は読書をしようと、冬休み前に6冊ほど本を借りた。
うち2冊は近藤麻理恵さんの「人生がときめく片付けの魔法」の1と2だ。

長らく図書館で借り続けられてきた本で、いつみても貸出中だったが、重い腰を上げて区立の予約にトライしたところあっさりと借りられたのだった。
予約はウェブで行うか窓口で行う必要があるため、利用者が少ないのかもしれない。

さて、早速数冊を読んで「人生がときめく片付けの魔法」も2の途中まで読んだ。
読んだ結果、(自分なりの)片付けの真髄のようなものを得られることができたので、片付けをすることに至ったのだ。

片付けの結果

まず、結果から言うと、めちゃくちゃに片付けが捗った。
いつも在宅ワークで利用している6畳ほどの作業部屋のみを片付けの対象としたのだが、ゴミ袋にして7袋と本10冊ほどを処分することに至った。
すっきりして、今までモヤモヤしていた気持ちがかなり晴れやかになった。

大いなる勘違い

「こんまりメソッド」と言えば、「ときめき」なる謎のキーワードが世間でも話題になり、こんまりさんに至っては海外でも流行し、「kondo’ing」という造語まで造られているほど。
最初は、

「ときめき」って意味わからないし、単なる流行り言葉だろうから、自分には理解し難い考え方であろう。

とか、

片付けが得意な主婦がたまたま流行り言葉を作ったのだろう

とか、

と思っていたのだが、本を読んで私の理解は変わった。
というより、私なりの解釈を得ることができた。
つまり、片付け対象の全ての物と向き合い、自分がそれと一緒に生活をしたいかどうかを考え、そうならないものは捨てるということだ。

今までそういう思考は誰しもあると思うが、おおよそ趣味に限定されるのではないかと思う。

そうじゃない。自分があまり興味の無い分野だとしても、自分が所有している全ての物にそれを感じるかどうかで判断するということだ。

また、こんまりさんはたまたま綺麗好きの主婦が「ときめき」を生み出したわけではない。
彼女は学生の頃に、片付けをし過ぎたり物を捨て過ぎて家族と喧嘩したり、19歳の学生の頃から片付けのコンサルを経て、「ときめき」なる「こんまりメソッド」を生み出しているのである。
つまり、彼女は彼女は片付けのプロ中のプロなのだ。

まずは捨てることから始める

「こんまりメソッド」の基本は、捨てないと何もはじまらないという。確かに捨てずに収納にこだわっても、雑然とするだけであろう。
また、服から始めるとよいとのことだったので、私は服を捨てることから始めた。
過去にも大量にTシャツを捨ててきたが、今回改めて見直すことにした。

私は衣服はシンプルで目立たない物を好むが、今回片付けをしてみると既に首がよれてだらしなく見える服、目立たないものの汚れが残ってしまって放置している服、袖を通すとでかく見えすぎてしまう服、なんとなく着なくなってしまったもの、などが大量にあることがわかった。
そういった服を全て処分した。綺麗であってもだ。
自分がその服に「ときめき」、すなわちそれを着ることは自分のポリシーに合うかどうか、やる気が出てくるか、嫌な気持ちにならないか、というような視点で判断していった。

また、本に関してはゴミとして出すのは良くないという思いを持っていて、せめてと思いメルカリで出したり、可能な限り電子本にしているため物理本は少ないけども、どうしても残ってしまって何年も放置してしまった本は諦めてゴミに出した。

確かにメルカリでも安くだせるのだけど、過去に安価にして送料は別にしたら、評価で「送料別はクレームの元」と書かれて意味がわからなかったので、安くしか出せない本はメルカリでは出さないことに決めた。

箱も本当に価値あるもの意外は全て捨てることにした。
今までは、メルカリへ出品することを想定して梱包材から全て残していたが、Appleのような箱だけでも売れてしまうような物以外、箱を写真に写さないレベルのものもそこそこあるので、そういったものは処分することにした。

書類に関しても、全て引っ張り出した。
私は割と書類は整理しているほうだと思っていて、契約書類、仕事関連(給与明細とか源泉徴収票など)、カードなどのお金関連、などをファイリングしていたのだが、もう一度全てファイルから引っ張り出して、封筒ごと入っていたら中にあった約款やチラシ、封筒などを全て捨て去った。
あと、一番場所を取っていたのが、確定拠出年金のセット。
何度か転職していたため、もう使わないはずの昔のプランとか、よくもわからず封筒ごと放り込まれていたのもあり、すべて要らないものを捨てた。
また、運用履歴など、種類ごとに紙をすべて分別してファイリングした。
その結果、まるまる折りたたみコンテナ1つ分の書類が不要とわかり、45リッター1袋分捨てることになった。

「こんまりメソッド」にトライしてみて

今まで「ときめきとか意味わからないわ〜」とか言ってた自分が恥ずかしい。
こんなにスッキリした気分になるなら、最初からやってれば良かった。
もちろん、自分にはちょっと理解がし難い本の内容(例えば風水のような興味が無い部分や女性向けの内容)は全て読み飛ばしたが、それ以外の部分だけでも十分に価値がある。

とは言えトライしたのは2日だけで捨てる、収納するまではうまくいったが、まだちょっとしたところや家族の共有スペースなどは残っているので、年明けにでも片付けてみようと思う。

部屋がごちゃごちゃしているな〜って思う人には是非オススメしたい。

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