先日、よく利用する近くの映画館の会員証が、今月末で期限切れになるというメールを受信した。
期限切れになるとポイントを喪失するらしく、私の場合既に6ポイント溜まっているので映画一回分が無駄になってしまう。
これは勿体無いので、早速更新することにした。

昼間の映画館は夜には無い客層でごった返す。
まだ夏休み前だというのに、子供連れの家族ばかりで大変な賑わいである。
そんな中おっさん一人で受付に行った。
今なら更新翌月まで1000円(500円引き)で映画が鑑賞できるがどうかと提案されたので、かねてより観たかったズートピアを観ることにした。

「何名様ですか?」という、いつもなら聞かれない質問もこの時間だからだろう。

「一人です。」

もう結婚もして子供もいるので、一人かどうかなんていう質問にあたふたすることは無い。
もしかしたら結婚指輪を見てそう聞いたかもしれない。
しかし残念ながら今回は一人だ。というかこの映画館には一人でしか来たことが無い気がする。

そんなどうでもいいことを考えながら3番スクリーンに向かう。

周りは見事に子連れの家族ばかりで、おっさんだけというのは中々に気持ちが悪かったかもしれない。
でも私はディズニーやピクサー映画が大好きなので仕方あるまい。この程度の辱めは甘んじて受け入れられる年齢だ。

さて、肝心の映画だが、TwitterやらCMやらでなんとなく評判が良さ気であったことは知っていたので、期待して観にいったのだが、最高過ぎておっさん一人で感動してしまった。

要約するとこうである。
肉食動物、草食動物が関係なく仲良くくらす現代。
小さいころから警察官になることが夢だったウサギのジュディは、ズートピアという大きな街で念願の警察官になった。
しかし、ウサギであるという理由で大きな仕事を任せられず、駐車違反の仕事を命じられる。
失意の中、キツネの詐欺師のニックに出会い、その後ニックが警察内で大きく問題になっている誘拐事件の手がかりであることが判明する。
ジュディは誘拐事件を解決すべく、ニックと行方不明のカワウソを追うことになっていく。

ストーリーはいつものディズニーらしい定番路線である。
しかし、ディズニーの良いところは海外ドラマよろしく、あるあるネタのようなものをふんだんに盛り込んでくる。
それをCGでやるので、なんでもありでやってくれるのである。
とてもベタなのだけど、子供でも大人でも笑ってしまうようなネタを仕込んでくるものだから、終わったあとにはほっこりできるのだ。

評判に違わず面白い作品だった。

もうすぐピクサーではファインディング・ニモの続編とも言うべきファインディング・ドリーが公開される。
この間やっていたアーロと少年は見逃してしまったので、ファインディング・ドリーは何が何でもみようと思ってる。

おっさんでもディズニーとピクサーは最高だと思う。

ネズミ社長は敏腕だからなぁ。

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