先日、奥さんが使っていたXperia Z3のフロントディスプレイが故障し、画面が真っ黒なままになってしまうトラブルがありました。
幸い、別の端末にSIMを差し替えて今は代替機でなんとかなっているのですが、代替機が古い端末ということもあり、機種変更を検討しています。
機種変更に伴い、改めてMVNOについて調べていたところ、私達がMVNOを使い始めた頃とは事情は色々と変わっていることがわかったので、備忘録として残しておきます。
現状
現在、私名義でmineoのaプラン(au回線)を2回線契約しており、約2年使っています。
使用端末は、当時Xperia Z3のau版の白ロムが一台36000円で新品で販売していたので、それを2台購入して、奥さんと私の二人で使っていました。
Z3はLTE対応端末でテザリングも出来るし、カメラも綺麗だし、特に不満なく使ってきました。
しかし、奥さんの端末が故障してしまったため、私が漫画ビューワとして利用していたXperia Z ultraに、SIMサイズ変換アダプターを使ってSIMを指して今は使ってもらってます。
Xperia Z ultraはサイズが6.4インチでデカイこと以外にはそこまで使いにくいことも無いのですが、残念ながらOSのバージョンが4.4止まりなので、いずれOSが低いことによりアプリケーションがアップデートできない問題など不都合が発生する可能性があるので継続使用はしないほうが良いだろうと考えています。
auの新品の白ロムはアウト
奥さんの端末の機種変更にあわせて、私も変更しようと思い、今回も同じようにauの白ロムを購入しようとしたところ、以下問題点がありました。
今の新品端末は基本au VoLTE対応端末がほとんどです。
Z3でもLTE回線に接続できますが、これはどうやら古い世代のLTEでVoLTE対応端末を使用するには、mineoでVoLTE対応SIMへ変更が必要でいて、且つauショップでSIMロック解除が必要だそうです。
しかも、amazon然り、メルカリ等のネットショップ然り、新品端末は購入日が間もないものが殆ど(詳細に書いてあったりショップに質問したりして判明)で、購入したとしてもから180日近く経過しないとSIMロック解除ができないため、半年間は無意味の産物となります。
これはauのみの縛りで、今のところdプラン(docomo回線)の場合は、docomo端末でVoLTE対応でもSIMロック解除は不要のようです。
「au VoLTE対応SIM」がロック解除端末しか使えないのはなぜ? – KDDIが主張する“公平性”とは
これは、mineoにかぎらず、au回線を使ったMVNO(IIJ mioやUQ mobile)の全てが該当すると思われます。
また、Z3ではテザリングが行なえますが、新しいVoLTE対応の回線ではaプランだとテザリングが行なえません。
データ通信やテザリングができない――au回線のMVNOサービスで起きている問題
テザリングの許可をau(?)の認証サーバーで行っているようですが、MVNO経由だと認証が許可されないのでテザリングが出来ないようです。
その他、細かい話は下記IIJ meetingの資料がとてもわかりやすくまとめられています。
結局どうするか
奥さんも私もdプラン(docomo回線)へ乗り換えて、docomo端末にしようと思ってます。
docomo端末はSIMフリーと同じ程度の金額(おおよそ5万〜6万前後)の物が多いので、Z3と比較すると躊躇してしまいますが、それでもキャリアを使用するよりは圧倒的に安く済ませることができます。
二人ともmineoに乗り換えた時点でキャリアメール(ezweb.ne.jp/docomo.ne.jp/softbank.ne.jp)は使用していないので、キャリアに縛られるものは殆どありません。
auプラン(Aプラン)とドコモプラン(Dプラン)の間で、プラン変更はできますか?
mineoのよくある質問をみる限り、手数料2160円で変更が行えるようで、切り替えも30分程度の断が発生するのみだそうです。
これはauからmineoへMNPした際に経験しているので、スムーズに行えるであろうと推測しています。
MVNOのことを調べれば調べるほど複雑であることが分かってくるので中々理解するのは大変ですが、その分面白く、業界特有というか携帯特有の技術的な内容もあって興味深いジャンルだなぁと感じました。