-
概要 ThinkSimpleは主にスティーブ・ジョブズがやってきた功績を、ジョブズとともに功績をあげてきたケンシーガルという人が書いた書籍。 この手の書籍は有名人に乗っかって売名するような印象があるのであまり読んでこなかったのだけど、kindleでセールだったのもあり、読んでみた。 結果的に、この方がiMacというネーミングを考えたとか、iMacはMacmanというネーミングになりそうだったとか、DellやIntelの戦略の話とか色々興味深く面白かった。 また、マーケティングの話が中心なので、各デバイスのCMや動画についても書かれているのが印象的で、面白かったのでYoutubeで観て懐かしかったり面白かったので抜粋してみることにした。 初代Mac: 1984 ジョブズのスピーチ。この翌年にAppleをさらなければならなくなるとは夢に思わなかったはず。 亡くなる前のジョブズのスピーチと比べると、ちょっと固い気がするのも若さゆえか。 Think Different(The Crazy Ones): 1997 スティーブ・ジョブズが声を担当したCMで、低迷していたAppleを躍進させるきっかけになったCM。 たった3回のテイクしか取らなかったとは思えないほど、印象的なCM。 iMac: 1998? ものすごい印象的なCM。鮮明に覚えているのはAppleというカッコいいメーカーがあるというのを知ったことだろうか。 当時はこういう中身が透けているスケルトンってめっちゃ流行ったけど、iMacがきっかけだったのだろうかと思い少し調べてみたところ、iMacのWWDCでの発表は1998年5月11日らしい。 例えばNintendo64のスケルトンは1999年12月1日発売で、ゲームボーイカラーは1998年10月21日発売。 他は製品特定が発売日が難しくわからなかったが、だいたいスケルトン流行について記載のブログでは90年代後半という表現だったので、やっぱり影響をもろに受けてたんじゃないかなという印象(ブログでVHSのスケルトンカラーを取り上げている記事があって、全く同じものを買った記憶があって懐かしかった。あとMDとか)。 iMovie: 1999 iMovieって1999年からあったのかと初めて知った。 中谷美紀が登場していたとは。 iPod: 2001? 初代iPodのCMらしい。 2001年だとまだまだMDが全盛期の頃で、結局iPodを買うことはなかったけど知り合いが使っているのをみて、なんてお洒落なプレイヤーなんだろうと思ったのを覚えている。 ホイール式のやつは、わざわざクリック感がでるように小さくカチカチ言わせていたところがとても印象的で、凄い製品だと当時思った。買わなかったけど。 iPod: 2004 – 2008 iPodのCMと言えばこの印象が強い。当時PCの壁紙とかにもしていた記憶。 iPodのプレイヤーは白でモノトーンになっているのがめちゃくちゃお洒落だった。 個人的にはMacよりもiPodの印象が強い時期だったかなー。 Mac VS PC: 2006 – 2009 これはとても印象的だったCM。ラーメンズも爆笑オンエアバトルで知っていたのもあって、好きだったなー。 なかなか日本では競合に対する攻撃的なCMって観たことない記憶だったので余計に印象深い。 iPhone: 2008年? 最初のCMは不明だが、2つ目は印象深い。 iPhone3Gを会社の人に聞いて、即購入した思い出。よく覚えているのが、2008年にソフトバンクが独占販売することになり、それまでずっとauだったのだけど、NMPもはじまったのですぐにソフトバンクに乗り換えた。 当時、SONYのウォークマンとPSPとガラケーを使っていて、カバンの中で絡み合うのが嫌で仕方なかったが、iPhone使えば音楽もゲームも動画も1つになるじゃん!!!と思ったし、全くそのとおりになった。 2008年7月頃の話。とても懐かしい。 初期3Gはガラケーからのメールに絵文字が入ると、文字化けしていて困ったのを覚えている。絵文字は当時、各キャリアの専用サーバーで変換されているというのをどこかで読んで学びになった記憶。 まだ当時はiPhoneユーザーは珍しく、友達の友達からわざわざiPhoneの使い方について電話で聞かれたことすらある(当時は会ったことも話したことも無い人で、友達から依頼された)。 あと、会社の同僚と上司がまだガラケーでiPhoneのことをあんまりメリットを感じないとか言ってたくせに、iPhone3GSに二人共乗り換えてめちゃくちゃ便利!と言ってたのは笑った。 多分iPhone3GS辺りから、ガジェッターみたいな人じゃない人たちも購入しだしたんじゃないかと思う。 RIM Playbook: 2010 ThinkSimpleに記載があったBlackBerryのタブレット端末。 ThinkSimpleには、ビジネス用途としながらもゲームもできるとあったが、Emailアプリがなく、BlackBerryの設定が必要で中途半端だったと酷評されていた。 結果的に、このあとに記載するiPadにボロ負けしたらしい。 iPad: 2010 iPadが良かったのは、当時中華タブレットの多くが感圧式だったのに対し、静電式だったからじゃないかなと思う。 日本ではカラオケや居酒屋の端末が全然反応しないというのがよくあったけど、そう言えば最近やっとなくなってきたのではないだろうか(最近全然そういったお店にいかないのでわからないが、今どき感圧式もないだろう)。 終わりに スティーブジョブズがなくなったのは2011年10月だそうで、私がApple製品を初めて使うようになったのは2008年の7月なのでスティーブ・ジョブズを熱く信仰するほどではないのだけれど、それでも今や仕事もプライベートもApple製品ばかりになっていることを鑑みれば、十分たくさんの恩恵を受けていると思う。 Appleをあそこまでのしあげたのはスティーブ・ジョブズだと思うが、神格化するのはあまり好きじゃない人間なのでフラットにみたいと思いつつ、最近のiPhoneの種類の多さをみると「Think Simple」から離れたマーケティングかも?と思ってしまうのも事実。Created
Thu, 11 Aug 2022 09:26:34 +0000 -
会社の輪読会でUNIXという考え方を読むグループがいたので参加させていただくことにした。 もう何年も前にこの本は読んではいて、良書だったことは覚えているが、細部はとんと忘れてしまっていたので読み直した結果、改めて良書だと思ったので中でも自分に響いた節の感想を残しておくことにした。 一つのプログラムには一つのことをうまくやらせる lsコマンドの例を取って、多機能になることでプログラムが複雑化していくことへの懸念が書かれている。 lsはよく使うコマンドだが、尋常じゃないほどのオプションがある。manでみたらほぼAからZまであった(eとjだけなかった)。 元々はファイルだけをリスト表示させたいだけだったのだろうけど、本来的な目的とは異なったオプションまで追加されていることで、巨大で複雑なプログラムになってしまっていることを指摘しているようだが、確かにlsをそこまでうまく利用できている人は果たしてどれだけいるのだろうか? 人のペアオペを観ていても、インフラエンジニアならいざしらず、オプションを全く使わない人も多数見かける。 まるで、ウェブアプリケーション機能にどんどん追加されていった機能そのものを見ているかのような話だなと感じた。 できるだけ速く試作を作成する 設計書を作成してからコードを書くのに取り掛かるのではなく、簡易的なアプリケーションを作ってから改善していくように書かれていて、まさにアジャイル的思考だと思った。 ウォーターフォールが駄目だとかそういうことではなく、不確実性の高いアプリケーションを作る場合は、まずはとにかく動くものを出してみる。 そして、それが良い方向なのか、悪い方向なのか、修正すれば良いのか、機能を追加すればよいのか。 そういった試行をするのに試作を作成するというのは、とても良いのだろうと思う。 効率より移植性 ソフトウェアの動作の高速性を高める場合などに、アーキテクチャに依存することで、他のアーキテクチャで動かないことを危惧している。 今のコンパイラ言語然り、ありとあらゆるソフトウェアが複数のOS上で動いている昨今の流れを考えると、やはりこの移植性という考え方はそのプログラムの価値を高めていくのだろうと思う。 GoやRustを使うことで得られるメリットを正確には私は理解できていないし、その良さを100%説明することはできないが、そのうちの一つとしてバイナリ単体で複数のプラットフォーム上で動作することがあげられるだろう。 シェルスクリプトには恐ろしいほどの梃子の効果がある パイプとBashシェルスクリプトによる梃子のような効果の凄さを説いた節。 数個のコマンドをパイプでつなげることで、かんたんに1万行あまりのソースコードの効果を得られるという。 私はこの本の中でもこの節が一番好きかもしれない。 当たり前のようにパイプやsed、awkをつなげることで、特にsedやawkなんかはそれ単体で、とてつもないプログラムであり、それをワンライナーで処理できる。 よほど何十万行ものテキスト等でない限り、コンパイルされたそれらのプログラムを組み合わせるだけで、計算量など考えなくてもものの数秒で処理してくれる。 自分で一からプログラムを書くことを鑑みれば、これらのコマンドを使うことはとてつもないほどの武器になると考えている。 すべてのプログラムをフィルタにする どんな形式であれ、すべてのプログラムはフィルタとして作用するということが書かれている。 常にインプットとアウトプットの形式をどのように扱うかを正しく制御しないといけないのだろうと思う。 私が書いたプログラムでよくバグになるのはまさにこの部分。 考慮しきれていないインプットやアウトプットがあると、想定外の挙動を引き起こす。 私が思うに、優れたプログラム(または、優れたプログラマーが書くコード)はこのインプットとアウトプットが「綺麗」だと思っていて、私は「汚い」ことがあるので、そこが技術力の違いなのだろうと思う。 沈黙は金 UNIXコマンドは戻り値で判定できることを説明していて、エラーだとしてもエラーメッセージを出さないことを書いている。 echo $? を見れば良いということだろうと思う。 これに関しては、なるほどと思いつつ、UNIX全体として標準出力・標準エラー出力が統一されているからなせることだと思った。 なにかプログラムを書いていて、統一的なエラー判定処理をうまく抽象化できていないとこれは難しいとも感じた。 そうでない場合は、都度infoでも良いので出力したほうがわかりやすいし、エラーなのかメッセージを出したいのか、目的を持って出力をしていこうと改めて思った。 UNIXの考え方:総括 最初に取り上げた節と同様になるが、小さなプログラムを目的を絞って作ることのメリットが書いてある。 まるでマイクロサービスを推奨するかのような内容だ。 複雑怪奇に色々な機能が絡み合うとメンテナンス性が下がるし、インフラもアプリケーションも巨大になってくる。 もちろん、マイクロサービスがすべてとか、モノリスなアプリケーションが駄目とかそういう話ではなく、それぞれ適切な単位で適切に使っていくことが大事なんだろうと思う。 まとめ 総じて、2001年に出版されたとは思えないほど、2022年の今でも通ずる内容だと思った。 もちろん全ての内容が正しいとかそういうものでも無いとは思うが、少なくともインフラだけではなくアプリケーション開発そのものの基本的な哲学が書かれていると思う。 それらが自分達が立ち向かうアプリケーションや課題にマッチするかは自分で確かめなくてはならないが、突き合わせて考えるにはとても良い本だと改めて感じたのだった。 安価だし、ページ数も150ページあまりなので、まだ読まれていない方には是非オススメしたい。 <p style='padding: 5px;'>UNIX Created
Fri, 29 Apr 2022 10:53:32 +0000 -
昔、とあるPoCをやった際に、当時の上司が非常に抽象度の高い未来絵図を話すことが多く、実装をするものとしては抽象度の高いことばかりを言っていないで具体的な指示をほしいと考えていた結果、あまりその未来絵図の話を聞かずに自分がやるべきことを中心に考えていたことがあります。 なんとなくそれではいけないように思っていましたが、時間も無く、新しい技術のキャッチアップも必要だったために、理解することなくPoCを終了することになりましたが、今になってどうしたらあの時のPoCがうまくいったかを振り返るようになりました。 PoCを成功させるのに、必要な要素はいくつかあったと思いますが、そのうちの1つに上司の抽象度の高い要求を理解していなかったことがあると思い、この「具体と抽象」を読むことにしました。 読んだ結論としては、「具体」なことだけでも「抽象」なことだけでも駄目であること、抽象度の高いことを話す人には具体的なことを考えている人と比較して広い視点を持っている場合があるということでした。 もちろん、抽象度の高いことばかりを言ってごまかしている人も中にはいると思いますが、ビジネスのことを考える場合には、抽象度が高い視点を持つことが如何に重要かを理解しました。 また、人は自分のことを一般化されることを嫌う傾向にあるという点により、あの話は自分とは違うと言いがち思いがちになるという点に於いても、少なからず自分の中にあったのかもしれません。 今日のミーティングを経て、抽象度の高い理想を掲げて、且つそれを現実的なアーキテクチャへ実装まで出来るエンジニアはやはり凄いなと思った。 そういう人が世の中でリードエンジニアになるのだな。 現実的な解の一問一答みたいなことばかりしてたから、自分にはその辺が不足していそう。 <p> — Inamuu (@kzm0211) <a href="https://twitter.com/kzm0211/status/1395589321810350082?ref_src=twsrc%5Etfw">May 21, 2021</a> </p> 抽象度の高い目的を具体的な実装に落とし込むというのはやはり知識や経験が必要です。 それをどちらも持ち合わせている人がリードエンジニアやCTO等になっていくのでしょう。 抽象化された目的を如何に具体的なものにしていくかは、常に色々な視点でキャッチアップしていく必要があることもこの書籍を通して理解出来ました。 私は技術的にも抽象化された事柄を具体的に落とし込む点に於いては意識が弱かったように思うので、組織の未来をより良いものにしていくのであれば「抽象」と「具体」を意識して考えていけると良いと考えており、意識が変わるきっかけになった本でした。 <p style='padding: 5px;'> <p> </p> <p style='padding: 5px;'>Created
Sat, 22 May 2021 08:47:10 +0000 -
先日、BOOK AND BED TOKYOに行って泊まってきた。 BOOK AND BED TOKYOは「泊まれる本屋」をコンセプトにとても人気のホテル。 前から行きたかったが、いつも予約でいっぱいなので、諦めかけていたところ、奥さんが誕生日前に予約してくれていたのだった。 都内に住んでいながら、都内に泊まるのはなんだか不思議な感じだけど、楽しみだったので遠慮なくいかせてもらった。 <div style=" display: flex; flex-direction: row; align-items: center;"> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 40px; margin-right: 14px; width: 40px;"> </div> <div style="display: flex; flex-direction: column; flex-grow: 1; justify-content: center;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; margin-bottom: 6px; width: 100px;"> </div> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; width: 60px;"> </div> </div> </div> <div style="padding: 19% 0;"> </div> <div style="display:block; height:50px; margin:0 auto 12px; width:50px;"> <svg width="50px" height="50px" viewBox="0 0 60 60" version="1.Created
Mon, 11 Feb 2019 16:43:30 +0000 -
超ひさしぶりの6年ぶりのガリレオシリーズ新作「沈黙のパレード」を読んだ。 ドラマも2期やったし、映画もいくつかやっていて人気シリーズで、私もガリレオシリーズから東野圭吾のファンになった。 今回は前作の真夏の方程式と比べると、ミステリー要素の強い内容だったと思う。 初期の頃のガリレオは佐野史郎を意識して書いたとどこかで読んだが、途中からドラマもはじまり、福山雅治を意識して書いたらしく、今回もまさにな描写がある。 また、途中で「容疑者Xの献身」の時のこともちらっと描写があったり、今回の舞台の「なみきや」は「ナミヤ百貨店の奇蹟」のナミヤで文字が似ているし、なんとなーく、ファンが喜ぶような描写が多かったように思う。 他にもあったかもしれないが私は気が付かなった。 今回もガリレオシリーズらしい楽しさがあり、特に内海、草薙、湯川を中心とした流れが面白かった。 やっぱり湯川がバシッと推理して、問題を解決していく様は痛快で、読んでいて楽しい。 是非また次の作品も出てほしいを願うばかり。 東野圭吾の書評 映画『真夏の方程式 (著:東野圭吾)』を見た感想 白夜行 沈黙のパレード 容疑者Xの献身 (文春文庫) ナミヤ雑貨店の奇蹟 (角川文庫) <p style='padding: 5px;'>東野圭吾 Created
Sun, 14 Oct 2018 07:56:49 +0000 -
会社で@adachin0817にオススメされたのでせっかくなので通勤時間を利用して読んでみることにした。 200Pあまりなのだけど、最近読書力が下がってきていたので、通勤時間だけだと中々読むスピードがあがらず、結局1週間くらいかかったと思う。 しかし、内容はとても素晴らしく、何年も前に書かれたものだけど今でも活きるものばかりだった。 電車内で読んだのでほとんどメモが取れなかったが、取れた範囲で感想を書いていってみる。 1人で仕事をするほうがリスクが高いということだ。誰かと一緒に仕事をすると、アイデアを盗まれたりバカにされたりしないかと不安になるかもしれないが、間違ったことをして時間をムダにすることを不安に思うべきだ。 仕事は常にオープンにし、みんなにみてもらって、より良いやり方やコードがあれば教え合う。 まずそうなことがあればストップをかける。 確かにそうすれば、ポジティブなこともネガティブなことも、常に改善して良い方向に進んでいくはず。 一人でやることが悪いわけではないが、チームでやっているのであれば、チームみんなで協力しあえたほうが良いのはその通り。 HRT humility謙虚 respect尊敬 trust信頼 これは本当に大事。 結局、仕事は対人間同士のやり取りが多くを占める。相手を蔑んでマウントを取り合うようなことをしていれば、どんどん人々はリタイアしていって、そこに残るのは一人だけになるのだと思う。 そうならないように、日々お互いを信頼し、尊敬し、常に謙虚であることで、チームプレイが加速していくのだろう。 きっと夫婦間でも大事なのだろうなと、最近ひしひしと感じてます笑 他の人があなた(とプロジェクト!)に恩恵をもたらしてくれると心から信頼し、自分がバカだと思わないことである。 君は君の書いたコードではない。 出したプルリクエストに厳しいコメントが返ってくると、ショックだったりすると思う。 レビュワーだったら、HRTを大事にして、コメントの文言を選んで書くべきだろうし、レビュイーだったら、そのコメントに一喜一憂するのは非生産的だ。 コメントに書いてもらったことはポジティブに捉えて、プラスになるよう改善していくと良さそう。 リーダーシップパターン 多くの場合、適切な答えを知るよりも、適切な人を知るほうが価値がある 長く勤めているとわかってくるのだろうけど、とある事象について詳しいのはAさん!みたいなのを知っておくと、トラブルがあったときや、新しい何かをはじめた際に物事が円滑に進みやすくなるというのは良くわかる。 今のチームのリーダーも、これは○○さんが詳しいということを教えてくれるので、ありがたいし、こうゆう情報をインプットしておくのも大事なんだろう。 同じ失敗を繰り返さない限り、失敗によって多くのことをすばやく学べる ポストモーテム これはSRE本でも取り上げられていたGoogleらしい取り組み。 失敗から学ばないのは悪い習慣だけど、失敗することが悪いわけじゃない。 失敗した結果、得られることは膨大な知識と経験になるはずなので、ちゃんと振り返る。 失敗から学ぶというスタンスで振り返りを行うのはめちゃくちゃ良い取り組みなので、個人だけでもやろうと思うし、チームでもやっていきたい。 4章 有害な人に対処する 排除するなはあくまでも振る舞いであり、特定の個人ではない。 なかなかインパクトのある言葉だけど、余程チームに悪影響を与えていてみんなが辟易していない限り、その人を排除したいとは到底思わないだろう。 だからこそ、それを指摘するのに、その人を否定するような言動は避けるべきというのはとても同意出来る。 その人に改善を促すように努めることで、もしかしたらその人は気がついていないかもしれないし、言葉で伝えることで自分の考えも伝わりやすいかもしれない。 ほかにも、たくさん良い言葉があったし、「そうそうそれそれ〜」とつい共感してばかりだった。 まずは、今日メモしたことを念頭におきつつ、日々実践していきたい。 ちなみに、人に比べて技術書の読書量が多くないのだけど、個人的にはとても響いた本の1つだった。 まだ読んだことが無い方がいればオススメです。 Team Geek ―Googleのギークたちはいかにしてチームを作るのか
-
この土日は色々やったり見たりしたのでその辺。 ネタバレあり。 バック・トゥ・ザ・フューチャー1を10年ぶりくらいに観た 10年ぶりとか書いているけど、本当は最後に観たのがいつか覚えていない。 Youtubeで作品の冒頭シーン5分くらいだけがアップされてて、それから気になっていた。 dTVで観られるかな?と思ったら案の定あったので観てみることにした。 作品は33年前のものだが、全く色褪せのないストーリーで最高にエキサイティングな作品だった。 過去へのタイムスリップなので、あまり作品そのものの古臭さを感じなかったし、展開に白けるようなものが含まれていなかったのが大きいかもしれない。 今でも人気があるのが腑に落ちた。 バック・トゥ・ザ・フューチャー (吹替版) スマホを修理に出した 最近、XperiaXZのアンテナ受信が非常に不安定になってしまっていた。 理由は不明で、特に電波が弱くなるような場所、屋内や電車などでLTEを掴まくなってしまったり、電話が途切れるようになってしまった。 屋外にいることなんて少ないし、一番良く使う電車で使えないとか、屋内で電話が使えないのでは電話機としては使い物にならないので修理に出すことにした。 修理に出すにあたり、手元に電話がないのは困るのでレンタルスマホを初めて利用してみた。 最安一ヶ月で2800円程度なので、申込みをし、数日で配送されてきた。 送られてきた端末の箱には、返送用の宅急便の送付状もあって、宅配業者に連絡するだけで返送できるようになっている。 今回は実用性など無視して、とにかく最安のスマホにしたけれど、気になっている端末があれば数日だけレンタルしてみるのも面白そうに思った。 ちなみに、XperiaXZはdocomoの白ロム端末で、MVNOを利用しているが、au端末と同様、キャリアのショップで修理を受け付けてくれた。 一週間ほどで見積もり連絡が来るようなので、ドキドキしながら待っている。 散髪した いつもの2ブロック。下6mmにして、2cmくらい切ってもらうのが丁度いい。 かれこれ4年くらいはこれで安定している。楽で良い。あと、美容師の人と最近売り出したアルコール度数の高めのビールの話で盛り上がった。 PIXARのリメンバー・ミーを観た いつもは土曜のレイトショーとかで観るんだけど、昨日はやたら眠くて早寝したので今日の昼過ぎに観に行った。 日曜の昼下がりなので混んでいたし、子供のお客さんが多かった。 作品については、さすがPIXARと言える内容で、死者の世界がディズニーらしいコミカルさで描かれており、死者の街がまるでディズニーのアトラクションのように観ているだけでワクワクするような描写だった。 また、音楽を題材にしているとあって色々なところで歌が歌われていたが、舞台はメキシコでメキシコ音楽?とでもいうのだろうか、フラメンコのようなギターの響きに陽気なメロディーで聴いているだけで楽しかった。 あと、さすがPIXAR、ギターを弾いている時の運指を見ていて思ったのだけど、運指は実際に抑えるところを描写していたのではないかと思う。 右手の動きなんかも、低音弦、高音弦を使い分けてて、実際に使うであろう場所を弾き分けているように見えてかなり驚かされた。ギターをやってないとそんな所みないし、実際に弾いている人の動画を再現したのではなかろうか。 ちなみに、いつものミニ映画は今回もアナと雪の女王だった。確かカーズ3のときもアナと雪の女王だったような。 アナと雪の女王は安定していて、あのミュージカルのような展開が僕は好きで、歌いながら情緒を表現するのはディズニーならではの良さがある。 今回も吹き替え版を観たが、主人公の男の子役の子が13歳というのをあとで知ってびっくりした。 ヒイヒイお爺さんのヘクターは藤木直人だったり、その奥さんは松雪泰子だったり、エンディングはシシド・カフカだったり、アナと雪の女王を含めて豪華過ぎて鼻血がでる。 とにかく色んな人にオススメの映画だ。 リメンバー・ミー オリジナル・サウンドトラック 坂道のアポロンを読んだ 映画化してCMで流れて知ったのだけど、ジャズが題材ということだったので気になって全部読んだ。 ジャズも出るけど、恋愛とか家族の話がメインで、女性の作者らしいなと思いつつ、高校から大学、社会人までを9巻で描ききったスピード感が爽快だった。 結末もスッキリしていて良かった。 もう少しジャズの曲を取り上げてほしかったが、まぁ盛り込み過ぎも読むのに疲れるので丁度良かったかも。 あと、前職の会社の隣がGAGA本社で、道端で色々な人に囲まれてスタンバっていた小松菜奈を生で見たこともあり、坂道のアポロンの映画のヒロインが小松菜奈なので単純に気になって映画を観てみようかなと思った。 坂道のアポロン コミック 1-9巻 セット (フラワーコミックス) 池上彰さん著書「君たちはどう生きるか」を読んだ この間、kindle版が割引になっていたのでポチったやつ。 本一つとっても読み方によって、感じ方が変わるよという話。 この世の中は、色々な情報が入ってくるが、何が正しい間違っているということは見方によって大きく変わってくる。 多角的な視点をもって、自分の意見を持とうと感じさせられる本である。まぁ池上さんはテレビでも他の本でもいつもこう言っているのだけど笑 別冊NHK100分de名著 読書の学校 池上彰 特別授業 『君たちはどう生きるか』 子供のおもちゃを直した 奥さんが100均で息子のために買ったゼンマイ式の磁石で釣りができるおもちゃが、数日で壊れてしまった。 ネジを巻いてもまわらなくなってしまったのだ。
-
夏休みも今日で終わりです。 体調を崩してて殆どなにもできませんでしたが、ちまちま勉強したり、本を読んだり、映画に行ったりしていたので、まぁまぁな感じではあります。 そこで、今年の夏休みに読んだ本(漫画も含む)と映画の記録を残しておきます。 技術書 ウェブオペレーション - サイト運用管理の実践テクニック ウェブオペレーション ―サイト運用管理の実践テクニック (THEORY/IN/PRACTICE) これはオライリー本で、以前最初の章しか読んでいなかったので読んでみました。 2010年代のことが書かれており、現状とは若干の差があるように思いますが、この時すでにインフラのコード化・クラウド化について書かれている上に、ストレージやRDBMS/NoSQLのDBソフトウェア選定の注意点など、ウェブオペレーションにおいて幅広く取り上げられているので、OpsにかかわらないDevの人にもオススメです。 少しだけ古い本ではありますが、現代でも通用する考え方が記載されていると感じました。 ずっと受けたかったソフトウェアエンジニアリングの授業(1) ずっと受けたかったソフトウェアエンジニアリングの授業1 増補改訂版 内容がSIer向けと言っても過言ではないくらい、ガチガチの内容です。 外部設計書の書き方だったり、ウォーターフォール式の開発がメインの内容です。 ただ、アジャイルについても触れられていますし、後半のオブジェクト指向の説明は大変学びがあります。 後半の資料を抜けば200ページも無く、さっくり読めます。 ビジネス書 池上彰の学べるニュース(3) 池上彰の学べるニュース3 (国際問題・外交編) 積読本。こちらも2010年頃の時勢の話なのでいささか古いですが、日本と関わる国々との事情がよく分かる本です。 一般常識として読んでおくと、テレビのニュースの内容などが頭に入りやすいです。 世界でもっとも貧しい大統領 ホセ・ムヒカの言葉 世界でもっとも貧しい大統領 ホセ・ムヒカの言葉 世界にはこんな大統領がいたんだなぁと感心してしまう内容です。 慎ましく生きろということではないと思うけれど、自由とは何か、貧乏とは何かを考えさせられる本です。 100Pあまりなのでさくっと読めます。 小説 君の膵臓を食べたい 君の膵臓をたべたい (双葉文庫) ちょっとオジサンは好みでは無かったですが、会話調の文が多く、中高生には丁度よいのでは無いでしょうか。 今夏、映画になっており、予告を見ると若干本編と違う脚色があるのかなぁという印象があったので、もしかしたら映画も観るかもしれません。 あの頃の誰か あの頃の誰か (光文社文庫 ひ 6-12) これは何年積読したのか、、というくらい前に買った本です。 一時期、めちゃくちゃ東野圭吾にハマったことがあり、それで購入しました。 ショートショートなので読みやすいですが、時代背景が30年くらい前なので内容が古いです笑 それでも東野圭吾らしさがあって面白いのでオススメです。 雑誌 YOUNG GUITAR 2017年9月号 YOUNG GUITAR (ヤング・ギター) 2017年 09月号【動画ダウンロード・カード付】 SRV特集だったので、即買い。Created
Thu, 17 Aug 2017 04:38:01 +0000 -
ラプラスの魔女 連休中に少し前に購入した「ラプラスの魔女」を読んだ。 フランスの数学者のピエール=シモン・ラプラスという人が提唱した「ラプラスの悪魔」という概念から取ったものらしい。 東野圭吾としては珍しく、超科学的な内容だったのでその辺が特に面白かった。 白夜行、幻夜いずれも悪女の話だったけど、この話は違う。だからそこは安心して読めると思う。 去年出たばかりなので、ドラマ化はまだだろうけど、もしドラマ化したら久しぶりに観てみたい。Created
Mon, 19 Sep 2016 13:14:36 +0000 -
WEB+DB PRESS Vol.92 久しぶりにWEB+DB Pressを読んだ。 この本では、会社の人たちが春からの新人さん向けに組まれた特集を寄稿している。 本当に新卒さん向けというレベルなので、このWeb業界初めてという人向けでもあり、とてもわかりやすく書かれていた。 特に、アプリケーションエンジニア、フロントエンジニア、インフラエンジニア、モバイルアプリエンジニアに分かれて、繋がりをもたせて書かれていたので、自分とは違うレイヤーの話も流し読みしやすい流れとなっていた。 指名制ではなくて、立候補制で担当者が決まってたような気がするけれど、余程のことじゃないと本を書くチャンスなんて無いので素晴らしい経験になるだろうなと尊敬の思いで読んでいた。 自分には本にするほどの知識はないけれど、もしまた偶然にもそんなチャンスが遠い未来にやってくることが万が一、いや億が一にでもあったら… なんてことを考えながら、また日々精進しようと思った。Created
Fri, 16 Sep 2016 14:59:46 +0000