一年ほど前から会社で使っているキーボードを新しいものにしたくなり、暫く情報を集めていた。
それまではBlackPawn茶軸を使っていた。

これはこれで光るしCherryMXだしとても使いやすい。
暫くキーボードが多い電気屋などで、HHKBはもちろん、Realforceなどの有名どころをお店で試し打ちしつつ、それなりの値段がするので少しためらっていた。
そんな中、周りのエンジニアでもErgodoxを使っていたり、kinesisを使っている人もいる中で、Macの標準キーボード勢も多いことに気がついた。
確かに、Macのキーボードは打鍵が浅いので軽く打てるし、キーの間も適度にあいてるので使いやすい。もうこれでいいのでは?と思っていたけれど、やっぱりキーボード光らせたいなという思いと、分割キーボードを使ってみたい欲がうまれた。

つまり、私が欲するキーボードの条件は、

  • 分割タイプ
  • 光る
  • 打鍵が浅い

になった。

トラックポイントがついたキーボードがあったけど、いつまでも市販されないので流石に購入欲が失せてしまった。
上記条件を満たすには、ロープロファイルと呼ばれるキースイッチでないと駄目であることがわかったが、まずもってロープロファイルのキーボードが中々売ってない。
最近ロープロファイルのキーボードを見つけたが分割ではなかった。

これは自作するしか…なんてことを考え始めた矢先、Twitterでフォローしていた方がHelixというLet’s Split(レツプリ)互換キーボードのGB(Group Buy、共同購入)を行うとツイートされており、程なくしてGBが開始された。
分割だし、ロープロファイル対応のPCBだし、LEDもオプションとして選択できるし、基本セットみたいなのを購入すれば良さそうだった。
私が欲しいキーボードの全ての条件を満たすにはこれしかないと思い、キーボードの自作なんてしたことがなかったが即GBの申し込みをした。
ちなみに、会社のSlackに流したことで同僚氏も数人が申し込みをしていた。

完成したHelixキーボード

かっこよすぎてウケる。
OLEDオプションを申し込み忘れていたので、昨日Amazonでポチって、今日取り付けたけどやっぱりかっこよすぎてウケた。

使い勝手

最初はやっぱり慣れない。
なにせ、PCを触り始めてずっとJIS配列だったので、US配列&格子配列なので全然打てなかった。
とにかく誤入力が多く、Enterの位置にも戸惑った。
しかし、慣れてくるとなんでもなくなってくるし、やはり分割されているので楽な姿勢が取りやすい。
また、キーストロークが浅いので入力しやすい。
その上、自分でキーマップが自由に変えられるし、しかもめっちゃカッコよく光る。
全てが自分が欲していた条件の通りになった。
一年我慢した甲斐があったと思う。

大変だったところ

ぶっちゃけ半田は大変だった。ハンダ付けに慣れていないと、どうやって半田すべきかも最初手探りなので結構はみ出したりした。
そのために、ハンダ吸い取り線を買ったり、0.6mmの半田を購入したりした。
しかしその甲斐あって、半田によるミスなどなく動いたのには感動した。

まとめ

ロープロ対応のPCBを作っていただき、GBを開催してくれた@pluis9さんには大変感謝している。
最初は勢いで申し込みしちゃったかな..自分で作れるのかな.. とか結構迷っていたけど申し込みして本当に良かった。
金額も2万くらいだったらいいかな?なんて思っていたけど、結局1万ちょっとで購入できたのもデカイ。
もしかしたらまたGBやるかもしれないので、(また同じような金額でできるかどうかは分からないが)迷っている方にはぜひともオススメしたい。
HelixGBは私のようなキーボード自作初心者にはとても良かった。

次はOLEDのドット絵を頑張って自分でアレンジしてみようと思う。

ハマりどころなどを会社の同僚氏がまとめていたのでリンク載せておきます。
Let’s split互換のキーボードHelixを作った