先日、大学の軽音の先輩が亡くなった。
突然の訃報だった。

彼はとても真面目でギターが大好きで人生ロックを地でいくような人だった。
軽音では先輩も後輩もみんなに慕われていた。

大学を卒業してから疎遠になっていたけれど、偶然池袋で再会して、それから一緒のバンドをやるようになった。

仕事で色々あったみたいだが、再会した時は複数のバンドを掛け持ちしながら楽しく過ごしていたようだった。
同期の人達とも疎遠になっていたのを、私の再会をきっかけに飲み会にいくようになっていた。
それから数年して、同じバンドの人の仕事が忙しくなったり、お互いの都合で一年くらい会っていなかった。
先月もSMSを送ったりしたが、先輩の都合が合わなかった。
もしかしたら都合が合わなかったわけではないかもしれない。だけど、そんなのは考えてもどうしようもない。

連絡を受けて一週間、ボロ雑巾のような気持ちが続いたが、他の先輩が飲みに誘ってくれて少し気持ちが和らいだ。

私はこの一年、彼に話したかったことが沢山あった。
しかし、直接話すことはもう叶わない。

今でも信じられないけれど、現実として受け止めようと、少しづつ前を見るようにしている。

この曲はSRVが、自分のサポートをしてくれていたギターテクが亡くなった時に作った曲。

暫くはこの曲を聴きながら、先輩を偲ぶ。

ご冥福をお祈りします。

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