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前職の退職祝いにGR-CITRUSというRubyでプログラムが書けるマイコンボードをいただいていて、暫くバタバタして触れていなかったのだけど、そろそろ触りたくてしょうがなくなってきたので触りはじめた。 RubyでIoT的なことができるので、これをもらったときはテンションがかなりあがったのだった。 とりあえず開発環境を作ろうと思い、最近メインエディタにしつつあるVSCodeの準備手順を残しておく。 環境 MacOS 10.13.4 Visual Studio Code 1.23.1 ワークスペースを用意する 作業用のディレクトリをVSCodeで作成しておき、そこをトップとしてワークスペースを開いておく。 なぜトップとする必要があるかというと、デバッグの設定ファイルがワークスペースのトップに作成され、そこのパスをデフォルトで読み込んでプログラム用のファイルを読み込む。 もし1つ階層下とかにファイルをおいておくと、パスを変えないと動かないので注意。※私は一番最初これがわかってなくてうまく動作しなかった。 GR-CITRUSをMacと接続する マイクロUSBでMacと接続しておく。そうするとGR-CITRUSのLEDが点灯する。 VSCodeへRubicをインストールする。 Rubicという便利なプラグインがVSCodeが用意されていて、ファームウェアの書き込みまで出来る。 VSCodeは使いたくないという人はChromeにもRubicがあるみたいなのでそちらを使うのが良さそう。 プラグイン検索で「Rubic」を検索してインストールする。 Rubicの準備 Rubicに必要最低限の設定を書いてあげる手順。 Shift+Commnd+Pでコマンドパレットを開き、「Rubicのボードカタログを開く」を選択。 ボードはGR-Citrusを選択。 公式のリポジトリを選択。 最新バージョンを選択。 最小構成版を選択。 詳細の「接続先未選択」をクリックすると、マイクロUSBで接続されたGR-CITRUSが認識されているので選択する。 先程選択したGR-CITRUSが表示されているので、そのまま「接続テスト」を行う。 接続テストを行うと、デバッグコンソールに結果が表示される。 「ファームウェアをボードに書き込む」を選択して、画面右下のポップアップの「はい」をクリックする。 そうするとリセットスイッチを押すように促されるので、GR-CITRUS本体についている白いボタンを押す。そして、ポップアップの「はい、スイッチを押しました」をクリックする。 そうするとGR-CITRUSのLEDが5秒ほど激しく点滅するので、点滅が収まるまで待ち、点滅が収まったら「はい、点滅の停止を確認しました」をクリックする。 そうすると、ファームウェアの書き込みが完了した旨のポップアップが表示されて、ファームウェアの書き込みが完了する。 ここまでが初期のセットアップとファームウェア書き込みテストまで。 デバッグの設定 デバッグの設定までできたらワークスペースのトップ直下に main.rbというファイルを作成して、下記を書いてあげる。みんな大好きHello World. #!mruby usb = Serial.new(0) usb.println("Hello World") 画面右上のデバッグよりデバッグの開始を選択肢、Rubicデバッガを選択する。 そうするとlaunch.jsonというファイルが作成される。 再度デバッグからデバッガを開始して、「main.rbからコンパイル」を選択する。 そうすると、デバッグコンソールに「Hello World」が表示される。 これでGR-CITRUSの開発環境が用意できた。 LEDを点滅させる 下記を実行してあげるとGR-CITRUSのLEDが点滅する。 #!mruby 10.times do led delay 250 end まとめ とりあえずGR-CITRUSの開発環境をセットアップするところまで作った。 前職の方々からはサーボと静電式タッチセンサーまでもらっているので、次はこれらを動かすのもやってみたい。 IoTの基本・仕組み・重要事項が全部わかる教科書